出版物⑨農産物の鮮度管理技術
- 体裁:A5判 縦型 220ページ(口絵とも)
- 発刊年月:1992年2月
- 価格:2,750円 (税込)
- 送料:改定中(一冊分・税込)
【詳細】
▽概要(まえがきより抜粋)
都市化の進展による産地の遠隔化や流通の広域化に伴い、青果物の鮮度管理技術が重視される傾向にあり、出荷から流通、保管の段階にわたって様々な機器・施設・システムなどの開発が行われている。青果物に対して鮮度を最優先する消費者志向に沿い、この技術は日進月歩の革新を遂げており、未だ発展途上にある技術であるということができよう。農産物の鮮度を保持することは、生産農家にとって商品の付加価値を維持し、あるいは増幅させるものであり、消費者には"穫れたで"により近い味覚を提供してくれる。
鮮度管理技術の中核となる施設・機材には電力を有効に利用した技術やシステムが多く、その意味で本書は農業電化技術者はもとより、農産物の鮮度管理に携わる多くの方々の期待に十分応え得るものと確信する次第です。
▽構成
( )内:著者
第Ⅰ章 - 野菜の鮮度管理技術 (茶珍和雄)
1.鮮度管理にかかわる物性・特性
2.現在の鮮度管理技術、システムと実施の現状
3.鮮度管理技術の今後の方向・課題
第Ⅱ章 - 果実の鮮度管理技術 (伊庭慶昭)
1.収穫前の果実管理
2.収穫時の果実管理
3.貯蔵
4.鮮度保持用資材
5.出荷から消費者まで
第Ⅲ章 - 花きの鮮度管理技術 (船越桂市)
1.増えた花きの鮮度保持の必然性
2.鮮度保持体制
3.鮮度保持技術
4.低温管理技術
5.切り花品質保持剤
6.輸送
7.将来に向けて
第Ⅳ章 - 鮮度管理に使用される施設・機材(初谷誠一)
1.予冷施設
2.低温貯蔵
3.包装材料と包装内鮮度保持対策
4.コンテナ類
5.冷凍車・保冷車