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出版物・機関誌「農業電化」
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出版物⑲ 人工光源の農林水産分野~

出版物⑲ 人工光源の農林水産分野への応用

 

  • 体裁:B5判 縦型 208頁 巻頭口絵カラー4頁付
  • 発刊年月:2010年2月
  • 価格:2,860円 (税込) 
  • 送料:390円(一冊分・税込)

 

 

【詳細】

▽解説文

光は農林水産業には欠かせない資源で、照明だけではなく、エネルギーおよび生体内の信号(刺激)にも利用されています。農林水産業では主光源は太陽光ですが、白熱電球や蛍光灯などの人工光源が一般照明用に普及し始めてから、農林水産業でも人工光源を活用するようになってきました。本書は、農林水産業で利用される光源をすべてカバーし、発光原理から利用法について、また光の物理量の測定原理と測定方法について解説しています。さらに、農林水産業において人工光を利用する生物として植物、水産、畜産、害虫、キノコを取り上げて、これらの生物の光反応を基礎から解説し、実際に人工光を利用する場面を紹介しております。

本書は各分野の第一人者の方々が執筆されており、どの節からでも興味深く読んでいただけると思います。

 

▽掲載項目 

まえがき (後藤 英司)
第1章 生物と光環境

1.植物 (村上 克介)

2.水産 (川村 軍蔵)

3.畜産( 山田 眞裕)    

4.害虫 (針山 孝彦)     

5.キノコ (宮崎 安将)

第2章 人工光源の種類と特性

1.人工光源の歴史 (田澤 信二) 

2.各光源の特性    

・白熱電球 (別所 誠)  

・蛍光ランプ (別所 誠)         

・メタルハライドランプ (柴田 好久) 

・高圧ナトリウムランプ  (岡安 賢司) 

・LED  (河本 康太郎)      

・冷陰極蛍光ランプ  (金沢 智) 

・殺菌ランプ  (河本 康太郎)   

第3章 光源利用の実際

1.人工光源の応用概要 (田澤 信二) 

2.植物

・施設園芸における補光(電照と光合成促進)

・花き (久松 完)   

・野菜 (福田 直也)  

・果樹( 山本 孝司)     

・人工光型植物工場 (後藤 英司)             

・樹木苗の生産 (近藤 禎二)             

3.植物の害虫防除 (本多 健一郎)      

4.水産  (稲田 博史)                             

5.畜産 (山田 眞裕)

6.キノコ (角田 光利)   

第4章 人工光の応用

1.植物の機能強化

・緑色光による病害抵抗性の向上 (工藤 りか) 

・紫外線による病害抵抗性の向上 (神頭 武嗣)

・野菜の機能性向上 (庄子 和博)

・果実の色素発現促進  (近藤 悟)            

・苗の貯蔵  (富士原 和宏)          

2.収穫物の品質評価 (牧野 義雄)

第5章 光害とその対策 ( 高尾 保之)
第6章 人工光源導入に際しての検討事項 (後藤 英司)
付録 光の測定器について  (村岡 秀夫)