農業電化協会
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出版物・機関誌「農業電化」
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出版物④農業用ヒートポンプシステム技術

出版物④農業用ヒートポンプシステム技術ー実務家のための基礎技術と応用

 

  • 体裁:A5判 縦型  142ページ
  • 発刊年月:1993年3月
  • 価格:2,750円 (税込) 
  • 送料:390円(一冊分・税込)

 

 

【詳細】

▽概要(はしがきより抜粋)

 最近の農業分野の技術革新の大きな波として、ヒートポンプ(熱ポンプ)システムによる加温設備の導入がある。農業分野における省エネルギーを図る意味においても、施設園芸におけるヒートポンプ(熱ポンプ)システムの導入による加温設備の普及が必要となり、産地の拡大や規模拡大に対応することが急務である。私の専門の「環境制御技術」を通じて数多くの関連施設を設計、施工、実践してきた。それらを農業専門の雑誌等に発表してきたところ、今回、社団法人農業電化協会のご好意により「農業用ヒートポンプシステム技術」(実務家のための基礎技術と応用)を執筆、出版することになった。
内容は、本書の読者として農業電化関係技術者、農業システムエンジニア、農業改良普及技術者、施設園芸農家および装置設計者を対象とした。したがって前半に基礎編として、空気調和技術とヒートポンプ技術全般にわたって述べ、後半に応用編として実施例を紹介し、これからの施設の設計、計画および実施に役立つように配慮をした。
 

 

▽構成 

著者:青木伸雄

1. 基礎編:冷凍・空調理論
1-1 冷却・冷凍
1-2 空気調和
1-3 緩急温度、湿球温度
1-4 絶対湿度
1-5 相対湿度
1-6 気候図
1-7 熱量単位
1-8 比熱
1-9 顕熱、潜熱
1-10 仕事の熱当量、熱の仕事当量
1-11 エントロピー
1-12 エンタルピー
1-13 蓄熱
1-14 太陽熱の蓄熱
1-15 燃焼
1-16 熱出力、熱入力
1-17 空気線図
1-18 モリエル線図
1-19 冷凍サイクル
1-20 冷房負荷決定条件
1-21 暖房負荷決定条件
1-22 ヒートポンプ冷凍サイクル
2. 応用編:実施例解説
2-1 ヒートポンプシステムの応用分野
2-2 温室の冷暖房負荷計算
2-3 簡易選定表による機種の選定
2-4 温水への蓄熱計算
2-5 氷への蓄熱計算
2-6 蓄熱槽の容量計算
2-7 各分野への実施例
2-8 これからの導入が期待される分野